脂質異常症(高脂血症)の原因は食事にとる糖類や脂肪分の摂り過ぎによるもので、血液中のコレステロールと中性脂肪が増えすぎて、血液がドロドロになります、血液がこのような状態になりますと動脈硬化や血栓を起こす原因にもなります。
脂質異常症には診断基準により4タイプの分類されます。
1、高コレステロール血症
2、高LDL(悪玉)コレステロール血症
3、低HDL(善玉)コレステロール血症
4、高トリグリセリド(中性脂肪)血症
脂質異常症の診断では現在、高LDL(悪玉)コレステロール血症の検査を重要視しています。
脂質異常症の対策としては、カロリー制限と食生活の改善がポイントになります。
漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。
「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。
- 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
- 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
- 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。
「証」の判定は「証の自己判定テスト」をご利用ください。
実証
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
顔色が赤く上衝し、のぼせ感やイライラ感、頭痛、心悸亢進(しんきこうしん)などの傾向がある人に使います。生薬に含まれる「黄連(おうれん)」「黄ごん(おうごん)」が炎症、充血を改善させ、「黄柏(おうばく)」「山梔子(さんしし)」には消炎、利尿作用があると考えられています。
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
体格がよく体力が中等度以上で精神不安、不眠、イライラなどの精神不安がある人が対象になります。腹壁全体が厚く弾力があり、心下部に膨満傾向がみられ、症状として胸部不快感、動悸、肩こり、頭重、めまい感などが認められることが多いいです。この薬には腸管からの脂質吸収を抑える作用があると考えられています。
- 大柴胡湯(だいさいことう)
肥満があり便秘気味で頭重感や肩こり、高血圧が見られる人に用います。肋骨の横から下にかけて抵抗感、圧痛がみられ上腹部に痛みなどの症状があることが重要な指標です。舌がやや乾き白いか、黄色いかも目安になります。生薬のなかの「芍薬(しゃくやく)」「枳実(きじつ)」には筋肉の緊張を和らげる効果のほかに、健胃作用もあると考えられています。
- 大承気湯(だいじょうきとう)
肥満で便秘、痔などの症状がある人に使用されます。
- 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
便秘がちで肥満があり、俗に太鼓腹といわれる人に用います。食毒、水毒などを発汗、利尿、便通などによって排出して病変を改善させると考えられています。生薬のなかの「大黄(だいおう)」には緩下作用があり、「桔梗(ききょう)」「山梔子(さんしし)」には解毒消炎作用があると言われています。
中間証
虚証